健康被害事例 インドから個人輸入した強壮剤 ペニソール(2019/1)

雑感ブログ

強壮効果を目的として、「Penisole」という製品をインドから個人輸入し服用していた
従業員に、鉛血中濃度の上昇や倦怠感の発生といった健康被害が生じました

購入先のサイトの運営は、海外事業者(香港)によるものでした

健康被害事例 インドから個人輸入した強壮剤

製品名

Penisole(ペニソール)

現在もサイトから購入が可能な医薬品ですので、注意が必要です。

 

体の内部からの体質改善を目的とした勃起不全改善のためのサプリメントのようです。

 

副作用のリスクなし!ペニス増大!と謳っている、いい加減なサイトが目立ちます。

 

 

製造元

インド クマープロダクト

会社名 Kumar Products
本拠地 インド クジャラート
設立年 1970年
代表者 Rupen Mehta
公式HP http://kumarayurved.com/

製品写真

 

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含まれていた成分

製品外箱に記載されていた医薬品成分

・Withania Somnifera(和名:アシュワガンダ)
・Hyoscyamus niger(和名:ヒヨス)

 

製品から検出された鉛の量 2,100μg/カプセル(人の通常の摂取量(10.1μg/日)の約 200 倍)

 

今回は、鉛が原因でした。

人の通常摂取量の200倍の量が検出とは驚きです。鉛は食品などにも微量に含まれていますが、過剰に摂取すると鉛中毒のリスクがあります

 

今回の製品だけなのか、同じ製造ロットが全てに含有されているのかわかりませんが、、、

鉛は食物にもごく微量が含まれており、日常的に摂取されている。そのような自然由来の鉛では、急性の中毒症状を起こす量を摂取することは通常において考えにくいものの、鉛に汚染された食品の摂取や鉛含有塗料片の経口摂取が起きた場合には鉛の排泄が追いつかず体内に蓄積され、健康に悪影響をおよぼす。

急性中毒では嘔吐、腹痛、ショックなどを示し、慢性中毒では、初期症状として、疲労、睡眠不足、便秘、摂取量が増えるに連れ、腹痛、貧血、神経炎などが現れ、最悪の場合、脳変性症に至る

発現した有害事象

発生報告件数累計 1件 

発生時期 令和元年11月

報告は1件のみですが、ネットで販売されていますので、飲まれている方は他にもいると思います。要注意です。

どんな症状が発現したのか?

鉛血中濃度の上昇や倦怠感の発生

関連情報

厚生労働省のホームページ

毎日新聞の報道

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