人は言語を使うようになって言語野を支配する左脳が発達しましたが、一方でひらめきや直感といった働きを持つ右脳が影を潜めてしまったそうです。
右脳の活性化により、能力をアップさせる。カールユング先生の言われる集合的無意識と繋がることで自分のココロの声を引き出し、人生の目的や方向性のヒントを得る事ができるのです。
瞑想は、左脳を沈め、右脳を活性化する手段になると考えています。右脳の活性化と瞑想の関係については、牧村先生のサイトの説明が大変わかりやすいです。
左脳は、人の心身のコントロールタワーのようなもので、とりまとめてをしてくれています。
心身の安全を守るが最重要のため、危険を察知すると回避する方向に働きます。例えば上司から新しい仕事を指示されて、それに対してできない理由が次々と湧いてきくるのは、左脳が今の仕事環境の変化に抵抗しているのです。これが過剰になるとストレスや不安で身体によくない症状ができててしますのです。
瞑想は誰でも簡単にはじめられます。以下の記事が参考になればうれしいです。
岩波辞書とウィキペディアから瞑想について抜粋します。
『岩波仏教辞典』岩波書店
〈冥想〉とも書く。〈冥想〉は漢語としては、目を閉じて深く思索するという意味。東晋の支遁(あるいは支道林、314-366)の「詠懐詩」に「道会冥想を貴び、罔象 玄珠を掇る」とあり、大道に合一するために冥想が貴ばれいる。深い精神集中のなかで根源的な真理と一体化することを「冥」の字を用いて表すことは、『荘子』およびその郭象の注にしばしば見られる。「冥冥に視、無声に聴く。冥冥の中、独り暁を見、無声の中、独り和を聞く」〔『荘子』天地〕、「冥然として造化と一と為る」〔『荘子』養生主、郭象注〕など。「瞑想」もそうした『荘子』の思想を背景として出てきたものと考えられる。
しかし、伝統的な仏教ではこの語はほとんど用いられてない。近代になって、仏教がヨーロッパで研究・実践されるようになると、禅やチベット仏教の実修がヨーガなどとともに、meditation、contemplationとして理解されるようになった。それが邦訳されて〈瞑想〉と呼ばれるようになった。ヨーロッパにおいても、カトリックやキリスト教神秘主義の伝統では瞑想を重視する。ここから、仏教の瞑想もこれらのヨーロッパの伝統と比較され、また、心理学や精神医学の領域に取り入れられたりして、広く普及するようになった。
ウィキペディア(抜粋)
仏教から伝わる瞑想、ヨガから伝わる瞑想により内容は大きく異なるが、心を静めて無心になること、何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことなどとされている本来は冥想と書くと思われる[1]。この呼称は、単に心身の静寂を取り戻すために行うような比較的日常的なものから、絶対者(神)をありありと体感したり、究極の智慧を得るようなものまで、広い範囲に用いられる。現代では、健康の向上や心理的治療、自己成長、自己向上などの世俗的な目的をもって、様々な瞑想が行われている。
なんとなく瞑想がイメージできたのではないでしょうか。瞑想は、目を閉じて雑念を払い、静かに思いをめぐらすことです。そして瞑想の目的は、心身の静寂を取り戻すためといった比較的日常的なものから、絶対者(神)をありありと体感したり、究極の智慧を得るようなものまで、広い範囲に用いられているようです。また、現代では、健康の向上や心理的治療、自己成長、自己向上などの世俗的な目的を持つとされています。
医学的な見地からでは精神科医の安藤治先生は「アメリカを中心とする西洋の瞑想(meditation)研究を紹介する『瞑想の精神医学』で、「伝統的により高度な意識状態あるいはより高度な健康とされる状態を引き出すため、精神的プロセスを整えることを目的とする注意の意識的訓練のことであるが、現代においてはリラクセーションを目的としたり、ある種の心理的治療を目的として行われることもある」との事。
右脳と左脳に着目しているぶんは、現代のストレス社会に対応していくために2つの目的をもって瞑想することが良いと思っています。下に示した2つです。1のウッバサーナ瞑想で左脳を鎮静化させ、2の月瞑想で右脳に働きかけ阿頼耶識に繋がる方法です。
1,ストレスの原因となる雑念や妄想を断ち切る瞑想として古来からあるウッバサーナ瞑想
2,自分の在り方(進むべき道)を導く瞑想として月瞑想
それぞれ瞑想大家の先生方のコトバを紹介いたします
1は地橋秀雄先生。ウッバサーナ瞑想の指導者のひとりで私も2度師事いただいきました。その時は歩行瞑想をやり方を教えていただきました。
「瞑想には大きく分けると2種類あります。ウッバサーナ瞑想とサマタ瞑想です。ウッバサーナ瞑想は、一瞬ごとの雑念妄想をつぶさに観察して、気づいていく瞑想方法です。一方でサマタ瞑想は、心を一つに対象に集中してそれ以外に心が動かないようにする瞑想方法です。
仏教ではストレスは妄想から生まれると考えられています。ウッバサーナ瞑想では、観察により一瞬ごとの雑念妄想に気づく事で妄想を断ち切るのに有効的な瞑想法です。ウッバサーナ瞑想は、一瞬ごとの雑念妄想をつぶさに観察して、気づいていく瞑想方法です。」
素晴らしいですね。自分の思考を外側から観る習慣ができれば、自分自身が不安や恐怖を増幅している事がわかってくるのだそうです。具体的なやり方はこちらのHPに詳しく書かれていすので参考にしてください
書籍「願いをかなえる月瞑想」からの抜粋です。2は西川隆光先生です、スピリチャルマスターアカデミーの立ち上げなどスピリチャルを通じて世界平和の実現を目指されています。
「月瞑想は2千数百年前にお釈迦様が説いた瞑想法です。”どう在りたいか?”が決まると歩んでいく道が明らかになります。月瞑想によって潜在化に眠っている思いを明らかにしていきましょう。」
瞑想方法ですが、書籍に詳しく書かれていますのでを参考にして実践してみてください。
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